三宮再開発 久元神戸市長、神戸のオフィス「東京や大阪にない空気」交通も便利
- 2022/06/08
- 16:36
【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真)は8日の定例記者会見で、三宮再開発で神戸市の都心部にオフィスの供給が相次ぐことについて記者の質問に答え、「三宮は6つの駅があって交通も便利」であるうえに「東京や大阪の都心にはない『空気』を感じていただけるのではないか」と述べ、快適なオフィス空間の提供に自信を見せた。「三宮駅から北野坂に行くと、もう山に手が届きそう。すぐ南側には海も見える。旧居留地には歴史が育んだ、たたずまいもある」と神戸ならではの特徴を説明した。
神戸都心では三宮再開発で、オフィスビルの大量供給を控えている。4日に概要を発表した、2027年度に完成を予定するバスターミナルビル(第1期)は11〜22階がオフィス。29年度に完成をめざすJR三ノ宮駅ビルは12〜17階にオフィスを予定する。すでに21年4月に開業した神戸三宮阪急ビルも中層階がオフィスだ。このほか旧居留地にオフィスビルの建設計画もある。
三宮再開発は久元氏が2013年に神戸市長に就任し、17年までの1期目に取り組んだ目玉政策の1つ。再開発に向けたビジョンをまとめた後に「2年以上はコロナへの対応になったが、そういう中でも比較的順調に進んでいる」と進ちょくを評価した。新たに建設するビルなど再開発の内容についても「全体としては市民のみなさんや、来街者のみなさんに受け入れられ、満足していただける姿が現れてきているのではないか」と話していた。
神戸市はこの日、バスターミナルビルの予定地にある中央区役所と勤労会館の会議室などの機能を引き継ぐ、中央区役所の新庁舎が7月19日から業務を開始すると発表。勤労会館や生田文化会館の体育館機能を受け持つ磯上体育館も同日オープンすると発表した。中央区役所は7月3日に、磯上体育館は7月15日に、それぞれ完成記念式典を開く。
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