東京円、1ドル=132円台後半で終了 20年ぶり円安・一時133円ちょうど
- 2022/06/07
- 20:49

【神戸経済ニュース】7日の東京外国為替市場では円相場が大幅に下落した。終値に相当する午後5時現在(日銀公表値)は1ドル=132円76〜78銭と、前日比2円ちょうどの円安・ドル高だった。一時は133円ちょうど近辺まで下落し、2002年4月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高を更新した。
米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを進めるとの見方から、米長期金利の指標である10年物の米国債利回りが3%を上回る水準で推移する一方、日銀は引き続き金融緩和を続けるとの見方が根強く、改めて日米金利化拡大を意識した円売り・ドル買いが増勢したという。日銀の黒田東彦総裁が7日の参院財政金融委員会で「強力な金融緩和を粘り強く続ける」などと発言したことが伝わったのも円相場の重石になった。
対ユーロでは、1ユーロ=141円88〜92銭だった。対ユーロの円相場で前日、2015年6月以来ほぼ7年ぶりに140円台に下落していた。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 日経平均4日続伸、終値は2万8234円 前日比290円高 (2022/06/08)
- 今日の株式相場・4日続伸か、円安と米株高で 終値で2万8000円台か焦点 (2022/06/08)
- 東京円、1ドル=132円台後半で終了 20年ぶり円安・一時133円ちょうど (2022/06/07)
- モロゾフが大幅高、分割後高値 2〜4月期の純利益2.5倍を好感 (2022/06/07)
- 川重が8日ぶり反落 前場に一時3000円、子会社「検査データ改ざん」で利益確定 (2022/06/07)
広告
chevron_left
日銀神戸支店、景気「基調として持ち直し」判断を据え置き 個人消費は改善続く home
川重が子会社で検査不正、84年から 「業績に大きな影響見込まず」
chevron_right