東京円、1ドル=132円台後半で終了 20年ぶり円安・一時133円ちょうど

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【神戸経済ニュース】7日の東京外国為替市場では円相場が大幅に下落した。終値に相当する午後5時現在(日銀公表値)は1ドル=132円76〜78銭と、前日比2円ちょうどの円安・ドル高だった。一時は133円ちょうど近辺まで下落し、2002年4月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高を更新した。

 米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを進めるとの見方から、米長期金利の指標である10年物の米国債利回りが3%を上回る水準で推移する一方、日銀は引き続き金融緩和を続けるとの見方が根強く、改めて日米金利化拡大を意識した円売り・ドル買いが増勢したという。日銀の黒田東彦総裁が7日の参院財政金融委員会で「強力な金融緩和を粘り強く続ける」などと発言したことが伝わったのも円相場の重石になった。

 対ユーロでは、1ユーロ=141円88〜92銭だった。対ユーロの円相場で前日、2015年6月以来ほぼ7年ぶりに140円台に下落していた。

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