兵庫県、20年債の利率0.298%・20年定時償還債の利率0.446%に決定

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【神戸経済ニュース】 兵庫県は3日、20年物の公募地方債「兵庫県第43回20年公募公債」と、提示償還条項が付いた20年物の公募地方債「兵庫県第12回20年公募公債(定時償還)」の発行条件を決めた。

 20年債の表面利率は0.791%、発行価格は100円(応募者利回りは0.791%)、発行額は150億円とした。20年物国債180回債に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.20%になった。6月20日に発行し、償還日は2052年6月20日。毎年6月20日と12月20日に利払い日を置く。機関投資家向けに販売し、SMBC日興証券(事務)、みずほ証券、岡三証券の3社が共同で主幹事を務めた。

 午前9時45分に募集を開始。主幹事が完売を確認した後、値引き販売がなかったことを確認する「均一価格リリース」を午前10時30分に宣言した。

 20年定時償還債の表面利率は0.446%、発酵価格は100円(応募者利回りは0.446%)、発行額は50億円とした。20年物国債第144回債に対するスプレッドは0.14%だ。6月16日に発行し、最終償還日は2052年6月16日。毎年6月16日と12月16日の利払日には額面の2.63%ずつ償還し、最終償還日には残り全額を償還する。機関投資家向けに販売し、主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東海東京証券の3社だった。

 募集開始は午前9時32分、「均一価格リリース」宣言は午前10時20分だった。

 20年債は1日から、20年定時償還債は2日から、それぞれ仮条件を提示して需要調査を開始した。20年債は当初100億円の発行を想定して投資家の需要を探ったが、購入を希望する投資家が地域金融機関や系統金融機関の下部機関を中心に100件を超えたため、50億円の増額に踏み切った。投資家の「期初の買い」需要を取り込んだ形になった。

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