神戸製鋼、ベトナムに銅板条の加工会社を設立 EV向けなど需要増に対応

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所は1日、ベトナム北部のハナム省に電子材料向けの銅板・銅条を加工販売する子会社「コベルコ・コッパー・アロイ・ベトナム」設立したと発表した。資本金は約1350億ドン(約7億5000万円)で神戸製鋼が全額出資。4月に設立の手続きを終え、今年秋頃に工場建設に着手。2024年春ごろに稼働を開始する。自動車の電動(EV)化による需要増などへの対応がねらい。

 神戸製鋼の銅圧延事業は、自動車向けを中心とした端子、コネクター、半導体リードフレームなどの電子材料用に特化している。これらは今後、電動化や自動運転など「CASE」と呼ばれる自動車の技術革新による電装化の高まりで、需要が増加する見通しだ。小型化や大電流化への対応で評価を得ている製品だけに、新会社で供給体制を強化する。

 自動車部品生産の東南アジアへのシフトを受けて、神戸製鋼は2001年にタイ、05年に中国で銅板・銅条を加工販売する工場を開設。長府製造所(山口県下関市)で製造した銅板・銅条を、加工して供給する体制を整えてきた。これまでベトナムには加工済み製品を持ち込んでいたが、需要増が見込まれると判断し、新たに現地で加工・販売拠点を開設することを決めた。

 ベトナムでの設備稼働後には長府製造所で製造したマスター(広幅)コイルの在庫をベトナムで抱え、販売先の求めに応じた加工ができるようにする。迅速で柔軟な商品の供給で、増加する需要に応える考えだ。従業員数は稼働開始時に30人程度を見込む。生産能力は銅板・銅条の切断加工で月に400トンを想定する。

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