4月の兵庫県有効求人倍率、上昇0.97 約4年ぶり雇用の情勢判断引き上げ

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が31日に発表した4月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇の0.97倍だった。兵庫労働局は足元の雇用情勢について「求人に持ち直しの動きがみられるものの、求職が求人を上回っており、厳しい状況にある」との判断を示した。前月までなかった「求人に持ち直しの動きがみられるものの」を付け加え、2018年7月以来ほぼ4年ぶりに情勢判断を引き上げた。「新型コロナウイルス感染症等が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」と指摘は維持した。

 有効求人数は前月比0.05%増の8万4611件と2カ月ぶりに増加した。有効求職者数は0.7%減の8万7439件と3カ月連続で減少した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.83倍。前月比0.06ポイント上昇と、2カ月ぶりに前の月に比べ改善した。兵庫労働局は「3月21日に新型コロナのまん延防止等重点措置が解除されたことで、企業が採用に積極的になった」と、雇用情勢の改善が統計に表れたのを説明した。

 原数値でみると新規求人数は前年同月比11.3%増の3万226人と、7カ月連続で増加。高い伸び率を記録した。業種別では、医療・福祉が17.7%増、製造業が24.9%増、サービス業(ほかに分類されないもの)が17.3%増といった増加が目立った。半面、減少で目立ったのは宿泊業・飲食サービス業の13.9%減など。ただ兵庫労働局によると「昨年10月に県外へ移転した全国チェーンの飲食店を運営するグループ企業からの求人の影響が大きく、これを考慮すれば『宿泊業・飲食サービス業』の新規求人数は前年同月比でプラス」としている。

 厚生労働省が発表した同月、全国の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.23倍だった。4カ月連続の上昇だった。

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