スカイバス神戸が2年ぶり運転再開 まず6月14日まで週末限定で

20220528スカイバス神戸


【神戸経済ニュース】兵庫県のバス大手である神姫バス(9083)は28日、神戸の観光地を約50分で1周する定期観光バスのコースで、屋根がない2階建てバス「スカイバス神戸」の運転を再開した。同バスを営業運転するのは20年6月以来ほぼ2年ぶり。ワクチン接種も進み、新型コロナウイルスの影響で急減した観光客が戻り始めたのを受けて、今後の観光客の取り込みをねらう。再開第1便は20人の乗客を乗せ、三宮のバスターミナルを午前10時に出発した(写真)。

 神姫バス神戸三宮バスターミナルからポートアイランド、元町商店街(南京町前)、メリケンパーク、ポートタワー前、旧居留地を巡り、再び神姫バス神戸三宮バスターミナルに戻る。途中、南京町前やメリケンパーク、ポートタワー前など5カ所では神姫バスが4月から運行を担当している観光客向け周遊バス「シティーループ」とバス停を共有し、降車することもできる。

 運転日はひとまず6月12日までの土日とした。今回は新型コロナの影響で運転を休止するまでと同じコースで運転を再開。ポートアイランドから神戸大橋を北上するときに感じる、神戸港の風を感じることができるのはスカイバス神戸ならではだ。運賃は中学生以上の大人が1回1000円、小学生以下の小人が同700円。当日有効の「Kobe 1-day loop bus ticket」を持つ乗客は大人650円、小人350円で乗ることができる。

 「スカイバス」のライセンスを持つ日の丸自動車興業(東京都文京区)から神戸市内での運行を条件に、バスをリースして運行している。当初は2台をリースしていたが、新型コロナを機に1台を返上。当面は1台で今回の路線を運行する計画だ。限定運行期間の終了後は乗客の感想などに基づいて、夏休みシーズンまでにコースや出発時刻などを改めて調整する方針。多くの人に親しまれるよう効果的な運行をめざす。

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