神戸港、シアトル港・ロッテルダム港と「姉妹港55周年」記念行事 バンクーバーで

20220528記念たて

【神戸経済ニュース】神戸市は27日、米シアトル港・蘭ロッテルダム港と姉妹港提携を結んで55周年を迎えたのを記念した行事を18、19日に開催したと発表した。18日に交流会、19日に各港の取り組みを互いに報告する姉妹港セミナーを開催。神戸港は水素の活用を中心として二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロに抑える「カーボンニュートラルポート」に向けた取り組みを発表したという。

 記念行事は国際港湾協会(IAPH)の総会のため神戸、シアトル、ロッテルダムの幹部がそろったカナダ・バンクーバーで開催した。シアトル港からステファン・メトラック経営委員、ロッテルダム港から環境担当役員のエリック・ファン・デル・シャンス取締役、神戸港からは神戸市港湾局の松木隆一副局長が出席。引き続きCO2排出削減の取り組みを進めることなどを互いに確認した。

 セミナー終了後には互いに記念品を交換。神戸港からは両港に、神戸タータンのネクタイピンとハンカチを贈った。シアトル港からはガラス製のカードスタンド、ロッテルダム港からはカフスと筆記具をそれぞれ受け取った。これらとは別に、世界で流通する真珠の約7割が神戸で選別・加工していることに関連し、真珠で装飾した記念のたて(写真=神戸市提供)を両港に贈った。

 1967年5月15日にシアトル港、ロッテルダム港の代表団が神戸市を訪れ、姉妹港提携共同宣言にそれぞれ署名。数年ごとに3港の代表らが出席する「姉妹港セミナー」を開くなど情報共有を続けてきたが、新型コロナウイルスの影響もあって、ここ数年は十分な交流ができていなかった。神戸港が今回発表したカーボンニュートラルポートは両港も関心を持ち、「できるだけ早く神戸港を視察したい」との声が出ていたという。

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