味の素系財団・シスメックス・NEC、ガーナ母子の栄養改善で連携

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【神戸経済ニュース】味の素(2802)系の公益財団法人である味の素ファンデーション、シスメックス(6869)、NEC(6701)の3者は、ガーナの健康課題である栄養不良、貧血、マラリアへの対策に統合的に取り組み、妊婦や母子が質の高い栄養と保健サービスを受けられる環境づくりで連携する。日本政府が国連世界食糧計画(WFP)に拠出した1億円を原資に展開。官民連携プロジェクトとして、アフリカの貧困・健康問題に取り組む。3者の役員がテレビ会議システムを通じて記者会見して発表した(写真=3者提供)。

 味の素ファンデーションは現地で生産している栄養補助食品「KOKO plus(ココプラス)」の流通網を整備する。1袋0.1ドルで購入できる、現地食向けふりかけだ。シスメックスはガーナの医療機関3カ所に、マラリア診断装置を設置。検査はガーナの国費で受けることができ、患者に負担を発生させない。NECは母子の健康診断を記録できるアプリを開発して、健康状態を把握した医療機関が母子に栄養などのアドバイスができる仕組みを作る。

 ガーナでは、栄養不足になる子供が生後6カ月からの離乳期に大幅に増加し、心身の発達に影響していることが大きな課題になっている。加えて栄養不足、貧血だとマラリアが重症化するリスクも高くなるという。今回のプロジェクトに向けた新たな人員は配置せず、現地の非営利組織(NPO)である「KOKO Plus Foundation」とシスメックスのガーナ法人が現地での対応に取り組む。

 ココプラスの普及に向けた目標や、マラリア検査数の目標などは今後詰めるが、現地の医療人材への支援や教育を通じて、できるだけ多くの母子の栄養状態を改善したい考えだ。サハラ砂漠以南のアフリカ(サブサハラ地域)では現在でも、栄養失調の子供は増加傾向にあるという。今回の取り組みが成功事例になれば、アフリカ内での他国で展開する可能性も出てくる。

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