神戸空港、4月の旅客数は前年比34%増 回復基調も19年4月比で32%減

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【神戸経済ニュース】空港運営会社の関西エアポートグループが25日発表した4月の神戸空港旅客数は、前年同月に比べ34%増の17万3628人だった。新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が3月中に全国で解除され、航空会社の減便数も徐々に規模を縮小。月末は大型連休の期間にかかることもあり、旅客数は回復傾向をたどった。もっとも新型コロナ感染拡大前である19年4月に比べると、32%少ない水準にとどまった。

 路線別でみると羽田便や新千歳便、茨城便、那覇便など、主要路線は前年同月を上回った。松本便は増便もあって前年同期比3.3倍になった。ただ減便の影響などもあり、青森便と鹿児島便は前年同期を下回った。3月にフジドリームエアラインズ(FDA)が開設した新潟便の利用率(供給座席数に対する有料顧客数の比率)は42.4%だった。神戸発着の旅客便全体でみて利用率は53%と、2カ月連続で50%を上回った。

 旅客便の発着回数は前年同月比3%減の2042回だった。小型機なども含めた全体の発着回数は7%減の2570回。

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