7月1日に大阪駅で「銀河」出発式など 兵庫DC事前キャンペーン概要発表

20220525兵庫DC会見

【神戸経済ニュース】兵庫県とJR西日本(9021)は25日、JRグループ6社が2023年夏の大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン(DC)」を兵庫県で実施するのを控え、1年前に開催する事前(プレ)キャンペーンの概要を発表した。播磨灘の海の幸、神戸ビーフ、姫路城など豊かな観光資源を活用し、「食」を中心とした新たな体験型観光を創出。新型コロナウイルスの影響で縮小した観光を活性化する。キャンペーン初日にあたる7月1日にはJR大阪駅3番ホームで、城崎温泉駅に向かう「WEST EXPRESS 銀河」の出発式を開催する計画だ。

 キャンペーンの推進協議会で会長を務める兵庫県の斎藤元彦知事(写真右)と、JR西日本の国弘正治神戸支社長(同左)が記者会見して発表した。斎藤知事は「短期的には需要を生み出しながら、中長期的には兵庫県の新たな観光スタイルに転換していく」「量から質に変えていくことになり、(具体化するための)テーマとして『兵庫テロワール旅』いう形で掲げる」とキャンペーンのねらいを説明。「兵庫県各地のさまざまな食の背景にある文化、伝統、地場産業などさまざまな経緯、物語性を感じ取っていただくのが『テロワール旅』の本質」と強調し、より県内各地への理解が深まることを期待した。

 事前キャンペーンは兵庫県とJR西日本の2者で7〜9月に開催する。キャッチコピーは「いただきます夏休み兵庫」とした。旅行会社と連携して旅行商品を数多く企画。あわせて観光列車として「銀河」が初めて大阪から福知山線を走って城崎温泉まで運転するほか、約2年ぶりに「サロンカーなにわ」も運行。兵庫県が力を入れる海上交通では、通常は広島港と三原港を結ぶ観光クルーザー「シースピカ」を、神戸港(中突堤)〜淡路島(交流の翼港)間で特別に運航することも決めた。

 JR西日本の国弘神戸支社長は、新型コロナを乗り越えて「旅をすることの喜びを再認識し、実感していただきたい」「持続可能かつ豊かで魅力的な観光地づくりの一躍をにないたい」と語った。25日からJR西日本の駅でパンフレットの配布やポスターの掲示なども始めた。

 新型コロナ以前から、兵庫県の観光業界の課題は1人あたりの観光地での消費額が全国平均を下回っていることだった。比較的単価を上げやすい「食」を中心とした多様な文化を紹介することで、こうした課題の克服もめざす。さらに体験型の新たな観光商品を根付かせることで、大阪市で国際博覧会(大阪・関西万博)を開催する25年には兵庫県全体を万博のパビリオンに見立て、各地にSDGs(国連の持続的な開発目標)課題の解決策を展開する「フォールドパビリオン」としての観光誘客にもつなげる考えだ。

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