卵黄1.8倍で「濃い」味わい楽しむプリン モロゾフがプリン60周年で記念商品

20220524濃たまごプリン

【神戸経済ニュース】洋菓子大手のモロゾフ(2217)は、カスタードプリンの販売を始めて今年で60周年を迎えたのを記念した「濃たまごのカスタードプリン」(写真=モロゾフ提供)を25日に発売する。卵黄の配合比率を定番のカスタードプリンに比べて約1.8倍まで高め、たまごのおいしさを凝縮。食べ進めるほどに、たまごの深い味わいが楽しめるように仕上げた。11月30日までの期間限定。全国の洋生菓子をあつかう店舗で販売する。

 使用したたまごは合計4種類。定番のカスタードプリンと共通する2銘柄に加え、さらに2銘柄のたまごを使って奥行きのある「濃い」たまごの味わいを引き出した。2種類のバニラが華やかに香るかたわらで、琥珀(こはく)色のカラメルソースがほろ苦くプリンの味を引き締める。「関西の家庭に必ず1つはある」という、おなじみのガラス容器に入れて販売する。

 18日から「濃たまごのカスタードプリン」を先行販売した東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)では、初日から夕方には完売する人気を得た。同時に限定販売した「復刻カスタードプリン」や、北海道産生クリームを使った「とろ生カスタードプリン」、定番のカスタードプリンなどと食べ比べられるように合わせて購入した来店客も多かったという。税込み324円。

 モロゾフのカスタードプリンは1962年(昭和37年)、東京・銀座の近くにあったモロゾフの喫茶室でメニューとして登場したのが始まりだ。当時は陶器の器に入れて1日に数十個ずつ作った。牛乳、たまご、砂糖を蒸し固める素ぼくながらも濃厚な味わいが人気を集め、注文が徐々に増加。1968年から工場での生産に切り替え、幅広く店舗でも販売するようになった。1973年に容器を陶器からガラスに変え、ほぼ現在と同じ姿ができあがった。

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