三ツ星ベルト、英ファンドが株主提案を取り下げ 会社は反対表明

【神戸経済ニュース】自動車用ベルトなどを製造する三ツ星ベルト(5192)は24日、英投資ファンドの「ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド」(NAVF)が株主提案を取り下げたと発表した。NAVFは譲渡制限付き株式報酬制度と、自社株買いをそれぞれ増額するよう求めていた。三ツ星ベルトは24日の取締役会で、株主提案の取り下げを受理することを決めた。

 三ツ星ベルトはNAVFの株主提案に対して、13日に反対を表明していた。すでに株式報酬制度と自社株買いは実施しているうえ、NAVFの提案は規模が大きすぎて設備投資などとの兼ね合いでバランスを欠くと主張していた。NAVFが株主提案を取り下げたことで、同提案が6月29日の定時株主総会での議案として審議されることもなくなった。

 三ツ星ベルトはNAVFへの株主提案に反対を表明するのと同時に、株主への利益配分を強化すると発表。24年3月期までは「連結配当向を100%」に引き上げて配当金を増額する方針を示していた。

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