住友ゴム、パンク応急修理キット「IMS」を一般販売 スペアタイヤ不要に

20220520パンク修理IMS

【神戸経済ニュース】住友ゴム工業(5110)はタイヤにクギなどが刺さって起きる軽度のパンクを修理するタイヤパンク応急修理キット「IMS」(写真=住友ゴム提供)を一般発売する。これまで新車への純正搭載向けに展開していたが、全国のダンロップ直営店や、ダンロップタイヤ取扱店などでも販売する。サイズは多目的スポーツ車(SUV)や大型車用の「大」と中小型車両・軽自動車用の「小」の2サイズ。省資源・省エネルギーの取り組みになることからスペアタイヤが不要になる「IMS」の積極展開を決めた。

 タイヤが軽度のパンクをした際に応急修理して、最寄りの自動車販売店や整備工場まで移動できるようにする。スペアタイヤの代わりとして搭載でき、形状もコンパクトで軽量とあって、トランクルームを広く使えたり、燃費も向上したりすることから、2000年ごろから採用する車種が増えていた。天然ゴムから作る修理材とコンプレッサーで構成する。修理材を修理材を注入した後にコンプレッサーで空気を充てんし、約10分間を走らせると回転によって修理材がタイヤ内に広がり、圧縮と熱で修理材に含まれる天然ゴムが固まってパンクの穴をふさぐ。

 新車搭載、交換用として既に7500万セットを出荷した実績がある。タイヤ交換の作業が不要になるため安全性も高く、販売店やロードサービスなども活用する必要がないので、突然のパンクに対する備えになる。IMSを使ったパンク修理後は、時速80キロを上限に、80キロメートルまで走ることができる。特殊吸音スポンジタイヤにも利用できるが、利用後はタイヤ交換が必要だ。有効期限は6年で、これを経過すると使っていなくても買い換える必要がある。価格はオープン。

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