上組が急伸、ストップ高 「増配+自社株買い」の総還元性向90%方針を好感
- 2022/05/16
- 16:28
【神戸経済ニュース】16日の東京株式市場では港湾運送大手の上組(9364)が急伸。制限値幅の上限(ストップ高)である前日比500円高の2968円まで買い進まれた。前週末13日大引け後に、中期経営計画を見直したと発表。従来は30%としていた配当性向の目安を40%に引き上げ、自社株買いも含めた「総還元性向」は90%を目安として、株主に手厚く利益配分する新方針を好感した買いを集めた。
新方針に合わせて、前期の期末配当を30円から46円へ大幅に引き上げた。さらに今期は年78円配(うち中間39円)を予定する。合わせて自己保有分を除く発行済み株式の4.36%に当たる500万株、110億円を上限とした自社株買いを12月23日までに実施すると発表している。株主を重視した経営が外国人投資家の買いを誘うといった見方に加えて、自社株買いで需給が引き締まるとの見方も、同社株の上昇期待につながった。
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