神戸製鋼、薄板3品を2カ月連続で値上げ 原料高や物流高で1万円・6月から

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は16日、建材や圧延加工、パイプなどに使う鋼材薄板3品種(熱延、冷延、表面処理鋼板)の国内価格を、6月出荷相当分から1トン当たり1万円引き上げると発表した。同社は薄板3品種の価格を5月出荷相当分から同2万円引き上げており、値上げは2カ月連続。2020年10月以降、今回の値上げを合計すると1トン当たり合計9万円以上の値上げを打ち出した計算になる。

 鉄鉱石など主原料価格や、輸送費用などが高値で推移しているのを製品価格に転嫁し、マージンを改善する。コスト削減など自助努力だけでの生産の継続は厳しいと判断した。引き続き問屋や各種メーカーなど販売先に申し入れ、値上げを浸透させる。同時に鋼帯を加工するコイルセンターを含めたサプライチェーン(供給網)全体の生産性改善も進め、一貫したマージン改善もめざすとしている。


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