フジッコ新中計、25年3月期の売上高570億円に 社長「スター商品伸ばす」

20220514福井フジッコ社長

【神戸経済ニュース】惣菜メーカーで煮豆首位のフジッコ(2908)は13日、2025年3月期を最終年度とする新しい中期経営計画を発表した。25年3月期の連結売上高は、22年3月期の実績に比べ3%増の570億円を目標にする。工場運営の改革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化を3本柱に掲げる。営業利益は37%増の42億円をめざす。自己資本利益率(ROE)の目標は5%とした。

 同社はこれまで赤字商品のアイテム数削減、取引先(販売先、購入元)の再編、決済や業務のデジタル化、残業の削減などに取り組む「ニュー・フジッコ」を掲げた経営改革を実施した。これらを一段と継続することを前提として、原材料価格やエネルギー価格の上昇に耐えられる経営体質づくりをめざす。販売力の強化と生産の効率化で、事業を拡大する体制を整える。

 13日に大阪取引所で記者会見した福井正一社長(写真)は、販売力の強化に向けては「主力商品で利益率の高い商品、また市場シェアの高い商品、こうした『スター商品』の販売に力を入れて会社全体としてのシェア拡大、利益率改善をねらう」と話す。プラスチックのカップに入った煮物の定番商品「ふじっこ煮」や、利益率が高く配架店数も多い「カスピ海ヨーグルト」といった各分野のスター商品を中心に、キャンペーン強化などでさらなるシェア拡大をねらう。

 福井社長は「食品は味で決まる」と強調。「何回も食べてもらってお客さんを(商品に)付けていくという地道な努力が必要」と話す。新型コロナウイルスの感染が収束した際は「試食販売などに、いち早く取り組みたい」という。広告宣伝については「スター商品を中心に、徹底的にやりたい」との方針を示したうえで、テレビCMにとどまらず、SNS(交流サイト)などを活用した「デジタルの広告にはぜひ取り組みたい」と語った。

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