三ツ星ベルトが後場急伸、3年半ぶり高値 「配当性向100%」中計見直しなど意外感

20191231神戸株ワッペン

終値 2314円 +348円(+17.70%)

【神戸経済ニュース】13日の東京株式市場では自動車用ベルトなどの三ツ星ベルト(5192)が急伸した。後場中ごろから上げ幅を拡大し、一時は前日比392円高の2358円まで上昇。2018年12月5日以来およそ3年半ぶりの高値を付けた。終値でも東証プライムの値上がり率ランキングで7位になった。午後2時に2022年3月期決算と同時に、中期経営計画の見直しを発表したのがきっかけ。連結配当性向を100%にするなど、株主への利益配分を大幅に強化したことに意外感があると買いが殺到した。

 加えて同時に三星べが、英投資ファンドの「ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド」(NAVF)による株主提案に反対の意見を表明したのが思惑を呼んだとの指摘も出ていた。NAVFは譲渡制限付き株式報酬制度と、自社株買いをそれぞれ増額するよう求めた。これに取締役会はNAVFが求める株式報酬制度と自社株買いの規模が大きすぎると反論した。株主提案が6月29日に開催する株主総会に議案が提出され、会社側と株主側で委任状争奪戦が起きるといった展開を想像した買いが入っていたようだ。

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