アシックスが急伸、値上がり率7位 1〜3月期「進捗率65%」など好感

20191231神戸株ワッペン

終値 2186円 +256円(+13.38%)

【神戸経済ニュース】12日の東京株式市場ではスポーツ用品大手のアシックス(7936)が急伸。一時は前日比370円高の2298円まで上昇。終値でも東証プライムの値上がり率ランキングで7位に浮上した。前日大引け後に2022年1〜3月期決算を発表。新型コロナの影響でベトナム工場が一時停止した影響で、連結純利益は前年同期比17%減の87億円だった。ただ通期予想(135億円)に対する進捗率が65%と高かったことも、収益上振れへの期待感を高めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、21年7月中旬から同10月にかけてベトナム工場が停止した。この影響で商品不足が発生したため、減益になったという。ただ商品不足はすでに今期の業績予想に織り込み済み。むしろ今後、一段と円安の恩恵を受けることなどに関心が向かい、上振れ期待が高まりやすかった面もあるようだ。

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