六甲バタの1〜3月期、税引き益66%減 前年同期に補助金収入など計上の反動

20220512六甲バタ

【神戸経済ニュース】チーズ大手の六甲バター(2266)が11日に発表した2022年1〜3月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比66%減の2億7900万円になった。前年同期に固定資産売却益の1億円と、兵庫県による補助金7億円を特別利益に計上した反動が表れた。輸入する原料チーズ価格の上昇や、物流費の高止まりも逆風になった。

 売上高は24%減の99億円、営業利益は4%減の3億8300万円になった。今期から適用した収益認識に関する新会計基準を前年同期にあてはめて比較すると、売上高は5%増、営業利益は7%増。家飲み需要の伸びが一服し、家庭用チーズが伸び悩んだ。チョコレート、ナッツは前年同期を下回った。

 22年12月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。原料チーズなど国際的な原材料高などを受けて、税引き利益は2億円と、前期比92%減を見込む。

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