「ドラえもん」など制作のシンエイ動画、神戸に制作拠点 関西の人材に照準

【神戸経済ニュース】「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などの人気アニメを制作するシンエイ動画(東京都西東京市)は、神戸市中央区に新たな制作拠点「シンエイ動画神戸スタジオ」を開設すると発表した。関西圏でアニメ制作の人材を育成し、同社の作画体制を強化する。9月1日の稼働に向けて「アニメーター」「制作管理」の契約社員を募集する。シンエイ動画にとっては東京の本社以外で初の拠点になる。

 首都圏での人手不足を背景に、神戸市内に立地するアニメ関係の専門学校や各種学校の卒業生などに照準を合わせ、関西圏での人材獲得をめざす。採用後は東京本社と同じ課程の研修を受けて、実際に放送するアニメ制作に神戸スタジオで携わる計画という。

 「シンエイ動画神戸スタジオ」は旧居留地のオフィスビル「シップ神戸海岸ビル」の13階に入居する。オフィスの賃貸価格にも値ごろ感があると判断したようだ。神戸市は10日、「神戸市オフィス賃料等補助制度」の適用案件として2日付で認定したと発表した。

 シンエイ動画は、テレビ朝日ホールディングス(9409)の中核事業会社であるテレビ朝日が全額出資している。アニメ制作のほか、海外メディアへのライセンス供与といった映像ライセンス事業、企業や商品とのタイアップといったコンテンツ事業も手掛ける。1976年設立。


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