TOAが大幅高、値上がり率3位 今期の増益・配当倍増を好感

20191231神戸株ワッペン

終値 773円 +70円(+9.96%)

【神戸経済ニュース】6日の東京株式市場では、放送音響機器のTOA(6809)が大幅高。一時は前日比139円高の842円まで上昇した。1月5日以来4カ月ぶりに年初来高値を更新した。終値でも東証プライム市場の値上がり率ランキングで3位に顔を出した。前営業日である2日大引け後に、2023年3月期の増収増益見通しを示したのが好感された。前期に納入が滞った北米の鉄道車両向けの放送機器などで納入が進み、連結純利益は前期比53%増の22億円になる見通しだ。製品価格の値上げなどで採算も改善する。

 さらに23年3月期の年間配当金を40円(うち中間20円)と、前期の年20円から倍増するのも買い材料視された。同社は安定配当(配当金の事実上の下限)を年40円と従来の20円から引き上げたうえ、連結配当性向は45%(22年3月期は44.4%)に引き上げることも示した。配当性向の引き上げは中期計画の一部として示しており、株主への利益配分強化を好感した買いも入ったようだ。

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