斎藤兵庫知事「多くの飲食店は感染対策を意識」 「4人に一定の合理性」とも

20220426斎藤知事会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は26日の新型コロナウイルス対策本部会議の終了後に記者会見し、飲食店での感染対策について「多くの飲食店は、すごく意識されていると思う」と述べ、アクリル板の設置や少人数での利用などが浸透しているとの認識を示した。兵庫県は同日、新型コロナ対策本部で3月22日から実施している感染対策の継続を決めた。飲食店での対策は「協力依頼」にとどまり、法的な根拠に基づかないが実効性をどうみるか、との記者の質問に斎藤知事が答えた。

 斎藤氏は「飲食店側の努力に加えて、利用者が対策の徹底していない飲食店を避ける傾向にあるためだろう」と話した。兵庫県が1つのテーブルを囲む人数を4人までとしたのに対し、東京では8人に緩和する。兵庫県でも8人に変更する可能性については「人数が増えると会話が弾み、飛沫が飛び交うリスクが高くなるため、4人に一定の合理性はある」と述べて、当面は1テーブルを4人までにする対策を継続する方針を強調した。

 マスク着用を不要とする動きが一部で出でいることについては「社会全体として許容できるかというと、まだ時期が早いという感覚もある」と述べた。「マスクなしで屋外を散歩するのは、もう少し感染者数が押さえ込まれたり、エビデンス(証拠)が国から発表されたといった段階でやっていく」と慎重な姿勢を見せていた。一方で「マスクを取って長時間話すなど、リスクの高い行動を避けたうえで、それぞれのゴールデンウイークを楽しんでいただくのは大事」と話していた。

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