三宮再開発 社会実験「シティピクニック」10日間で2万人が集まる・昨年10月

20211022シティピクニック

【神戸経済ニュース】「人の交差点を体験した」。こう話すのはJR三ノ宮駅前の商業ビル「ミント神戸」を運営する神戸新聞会館(神戸市中央区)の山中英夫取締役だ。現在の三宮交差点を通す自動車を公共交通だけに制限し、歩行者中心の広場として使う三宮クロススクエア構想。「絵には出てくるけど、実際どういう感じかやってみよう」ということで2021年10月22〜31日に開催したのが「サンノミヤシティピクニック」(写真)だ。結果「10日間で来場者数は2万1000人を超えた」と山中氏は明らかにした。

 百貨店の神戸阪急(神戸市中央区)西側の車道に人工芝を敷き「人のための空間を作った」。休憩したり、ちょっとした飲食などもできたりと、人が滞留できる場所になった。山中氏が毎日、その場で訪れた人を観察して抱いた感想が「人の交差点」だったという。近隣だけではなく、神戸を訪れた全国各地の人が、「シティピクニック」の広場に立ち寄っていた。1日に2〜6台、のべ44台が出店したキッチンカーの売上高は200万円を超えたという。「駅前のポテンシャルの高い場所だというのが実証された」と話していた。

 山中氏は23日午後に神戸市が開催した「都心・三宮再整備フォーラム」でパネリストとして話した。今回の都心・三宮再整備フォーラムでは、まず神戸市の担当者が作成中の景観デザインコード案について説明。市道「税関線(フラワーロード)」では、その場での人の活動を際立たせる目的で、無彩色を中心とした舗装材を使用することや、高層ビルを建築する際は、45メートル(一部地域は60メートル)より高い高層部の壁面を道路沿いから交代させる「セットバック」を求め、街並みの圧迫感を軽減することなどをルール化することなどを説明した。

 続いてパネリストらがプレゼンテーションや意見交換を実施。街並みと自然地形との調和に加え、経済活動や社会活動と街並みが調和することの重要性への指摘が相次いだ。一方で、KOBE三宮・ひと街創り協議会の土井一三理事長(ドヰ手芸品代表)からは「三宮センター街の朝8時から11時には100台ものトラックが乗り入れている現状があり、歩行者中心の空間での荷さばき場をどうするかは検討の余地がある」と現実的な指摘も出ていた。

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