須磨海岸で潮干狩り、「豊かな海プロジェクト」が同時開幕・23日 すまうら水産

20191124須磨海水浴場

【神戸経済ニュース】有限責任事業組合の「すまうら水産」(神戸市須磨区)は23日〜6月5日に須磨海岸(写真=資料)で潮干狩りを開催するのに合わせ、地元の非営利団体(NPO)と連携して「Suma豊かな海プロジェクト」を展開する。潮干狩りの初日である23日には、プロジェクトの開幕式も開催。これまで海の環境保全に関わっていなかった人も、気軽に参加できるようにするのがねらいだ。当日には午前9時から「楽しくなければ続かない」をテーマに掲げるビーチクリーン(砂浜のゴミ拾い)も実施する。

 23日は朝のビーチクリーンに続き、午前11時から開幕式だ。1990年に神戸結成した男声アカペラグループのチキンガーリックステーキを「須磨里海PR大使」に任命する。豊かな須磨の海を未来につなぐ新作のテーマソング「母なる海」を披露。正午からは地元のチームによるフラ教室だ。その後も5月5日には「お魚タッチプールとお魚解説」、6月26日には「アサリ稚貝を探そう」といった行事もビーチクリーンに合わせて計画している。

 「海の豊かさを守ろう」はSDGs(国連の持続的な開発目標)で14番目の目標だ。以前は富栄養化で赤潮が目立っていた須磨の海が、いまは貧栄養で魚も減った。かつては釣りで外道の魚だったテンコチ(ネズミゴチ)すらも見当たらなくなった。11月13日には明石市を会場に水産業を振興する「全国豊かな海づくり大会」を開催することもあり、須磨の現状をみつめ、美しくて豊かな海とは何かを多くの人に考えてもらう機会を作る。プロジェクトは、すまうら水産、須磨里海の会、神戸海さくらの3者が主催する。

 潮干狩りは4月23日〜6月5日の午前10時〜午後5時に開催(最終受付は午後3時半)。料金は中学生以上の大人1800円、3歳〜小学生の小人800円で当日は再入場できる。25人以上の団体は割引料金があり、予約も受け付ける。アサリの持ち帰りは大人が700グラムまで、小人が300グラムまで。持ち帰り用クーラーバッグや保冷剤、飲み物などの販売がある。感染対策のため1度に潮干狩りできる人数の上限は700人とした。期間中だが5月10〜12日は休業する。

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