円大幅安、20年ぶり円安水準 終値1ドル=128円06〜08銭

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【神戸経済ニュース】19日の東京外国為替市場では円相場が大幅に下落した。終値に相当する午後5時現在(日銀公表値)は1ドル=128円06〜08銭と、前日比1円43銭の円安・ドル高だった。円相場は、1ドル=129円台から上昇に向かった2002年5月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高水準に下落した。米国の金融引き締めを受けた日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いの動きが継続した。

 前日に元財務官である日銀の黒田東彦総裁が「急速な円安の場合はマイナスが大きくなる」と述べたのが伝わったほか、19日は鈴木俊一財務相がやはり「急速な変動は望ましくない」といった発言も伝わった。ただ「動く速さに言及しただけで水準については触れていない」「日銀は金融引き締めに転じないことを強調したのではないか」といった思惑も誘い、かえって円売り・ドル買いを加速させる結果になった。

 物価上昇を受けて米国では利上げ幅の拡大が議論される一方、日銀は現在の強力な金融緩和を維持するとの見方が多い。市場では「円安・ドル高の流れを反転させる材料は見当たらず、今後一段の円安・ドル高が進む」との予想が広がっている。円相場は対ユーロでも下落。午後5時現在の日銀公表値は1ユーロ=138円32〜36銭と、前日比1円68銭の円安・ユーロ高だった。

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