MORESCO、35年にかけ自動車向け市場の拡大見込む 決算説明会で試算示す

20220418MORESCO試算
【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)の両角元寿社長は18日に開いた決算説明会で、主力の自動車向け製品の市場規模が2035年には19年比で1.13倍になるとの試算を示した。今後生産の増加が見込まれる電気自動車(EV)は、現在のエンジンを搭載した自動車に比べて部品の数が減るため、1台を作るのに必要な「ダイカスト用離型剤」や「切削油」など特殊潤滑油の分量が少ない。だが全体として生産台数が増えるほか、逆に部品が多いハイブリッド車の生産も増えるとの見立てだ。

 同社の市場シェアが高い、日本、中国、ASEAN(東南アジア)・東アジアで予想されている生産台数をもとに、油剤使用量を試算したという。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年の実績は0.95倍だったが、2025年には1.10倍に伸びる想定だ。自動車の内装材などに使うホットメルと接着剤の市場規模は、同じく19年比で25年に1.11倍、35年に1.19倍になるとの予想が立つという。

 試算について両角社長は「ひとまず当社の市場シェア、売上高が大きい場所でまとめた数字で、アメリカやインドが入ってくるとまた変わってくる」と説明した。ただ、すそ野が広い自動車や部品など周辺業界では、急速な事業環境が変化に耐えられるのかは多くの会社が課題に掲げる。そうした中でも「潤滑油とホットメルトの市場は2035年に向けては、まだ伸びていく」と話していた。

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