新長田・県立総合衛生学院、完成が約1年遅れに 新型コロナで鋼材の入手遅れ

【神戸経済ニュース】兵庫県は15日、新長田駅南地区(神戸市長田区)に新築を計画している兵庫県立総合衛生学院の完成が、2024年6月になる見通しになったと発表した。従来の計画では23年7月に完成する予定だったが、約1年遅れる。新校舎の使用開始も24年9月と、従来予定の23年9月から1年遅れになる。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な建設資材の供給不足を背景に、必要な鋼材の入手が遅れているため。

 必要な鋼材のうち、厚鋼板からつくるプレスコラム(プレス成形角形鋼管=BCP)の入手が最も遅れており、必要な分がそろうのが来年2月になることがわかったという。このため当初予定した今年3月には着工できず、来年2月に着工することが決まった。新校舎の使用開始が1年遅れることについては、神戸市長田区内の別の場所にある総合衛生学院の現校舎の利用期間を1年延長して対応する。

 新築する新校舎の仕様に現時点で変更はない。鉄鋼造9階建てで、延べ床面積は約1万2000平方メートル。1〜4階に総合衛生学院、5階に兵庫県立大の企業支援・リカレント学習拠点、6〜8階に兵庫教育大学、9階に兼体育館を兼ねる大講堂を予定する。

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