カルナバイオが一時急伸、米ギリアドが「年後半にも治験申請」計画で

20191231神戸株ワッペン

終値 1067円 +34円(+3.29%)

【神戸経済ニュース】15日の東京株式市場では、創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)が取引開始直後に一時急伸した。前日比102円高(9.87%上昇)の1135円まで買い進まれる場面もあった。米製薬大手ギリアド・サイエンシズが米国時間14日に開いた投資家向け説明会で、がん免疫療法を目的とした「新規DGKα阻害剤」について、7〜12月期にも米国で臨床試験(治験)開始の申請(IND申請)を計画していることを明らかにしたのがきっかけ。カルナバイオにも一時金(マイルストーン)収入が見込めるとの見方から買いを集めた。

 ギリアドがIND申請をめざす今回の薬剤は、カルナバイオが創成した化合物に関する、同社とギリアド社が結んだライセンス契約が元になっている。ギリアドが説明会資料を同社のホームページで公開した。両社は、開発がどういった段階まで進めば一時金を授受するのかについて明らかにしていない。だが治験に入れば、研究開発の段階が明らかに変化するといえ、それまでに何らかの段階で一時金が支払われるのではないかとの思惑が先行した面もあるようだ。このため上値では利益確定の売りが出やすかった。

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