(動画)「みやざきエキスプレス」が最終航海 神戸〜宮崎の航路などで約25年



【神戸経済ニュース】新港第3突堤(神戸市中央区)の神戸三宮フェリーターミナルでは14日、神戸や大阪と宮崎を結ぶ航路で約25年にわたって活躍した宮崎カーフェリー(宮崎市)の「みやざきエキスプレス」が最終航海に出発した。同船は今回の神戸港から宮崎港までの航海で引退し、海外の海運会社に売却する予定だ。これで神戸港を出発するのは最後とあって、宮崎カーフェリーはサイリュームライトを用意して乗客に配布。地上から見送った同社のターミナルに務める職員らと、ライトを振り合って別れを惜しんだ。

 16日朝には同船と交代して新造船の「たかちほ」が神戸港に初入港する予定だ。船形が大型化して、運搬できるトラックの台数なども増加。神戸と宮崎の間をより多くの人や自動車が往来できるようになる。だが見送った職員らは「新しい船が来ると分かっていても現行船の引退となると、さびしい気持ちになる」などと話し合っていた。この日の神戸港では午後7時前から雨が降り始め、定刻の午後7時10分には、かなり強い雨になっていた。「別れを惜しむ、なみだ雨かもしれない」といった声も聞かれた。

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