アシックス、9日続落 中国の景気減速懸念などで6%下落
- 2022/04/12
- 20:24
【神戸経済ニュース】12日の東京株式市場では、スポーツ用品大手アシックス(7936)が9日続落。前日比143円安の2021と、この日の安値に並んで引けた。前日まで8日続落し、この間に213円下落(-8.96%)していたが、下げを加速する展開になった。特に目新しい売り材料は出ていないようだが、一部地域の都市封鎖(ロックダウン)に伴う中国の景気減速が懸念されたとみられる。
2020年12月きの実績で、同社は連結売上高3287億円のうち411億円(12.5%)が中華圏での売上高だった。中国で消費が冷え込むば逆風のうえ、国での生産や物流が滞るなら北米や欧州への商品供給に影響が出るといった警戒感もあるようだ。さらに、米国の利上げが加速することへの懸念から、海外投資家が株式の持ち高を減らす流れに押されたとの指摘も出ていた。
この日の中国関連とされる銘柄では、ファナック(6954)やコマツ(6301)、ファストリ(9983)などの下げも目立った。
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