(動画)クイズなど体験コーナー充実 神戸税関、広報展示室リニューアル



【神戸経済ニュース】神戸税関は11日、リニューアルした広報展示室を公開する。税関に関するクイズや、金属探知機で密輸品を発見するゲームなど体験型のコンテンツを充実させた。従来のパネル展示を液晶ディスプレーに置き換えることで、最新の情報などを展示に反映させやすくなった。1999年に現在の庁舎が完成した際に展示室を新設したが、全面的なリニューアルは今回が初めて。見学は電話で予約を受け付ける。(動画はリニューアルした広報展示室の様子)

 「展示」「体験」「映像上映」と3室での構成は維持しながら、展示する内容と体験できる内容を刷新した。税関の役割や密輸品などの展示では、新たに液晶ディスプレーを配置したのに合わせて、画面に表示する展示物の説明などを日英中韓の4カ国語に対応。展示物の近くにはQRコードを配置し、日英の音声ガイドも聞ける。展示のデザインは、海と空の玄関番をイメージした税関旗に合わせて白と青を基調にした。

 体験のコーナーでは、ブランド品の本物と国内に持ち込めない偽物を見分ける「にせものはどれだ」をリニューアル。バッグなどを判定台に乗せると、真偽の判定結果を画面に表示する。新設した「クイズに挑戦」では大人も子供も楽しめるよう初級・中級・上級を設定した。金属探知機を使って服の中に隠した金や拳銃を探す「密輸をさがせ」や、麻薬探知犬をテーマにした「密輸をあばけ」も新設。税関の役割が楽しく理解できるようにした。

 貿易の取り締まりや関税徴収する機関を、渋沢栄一が考案した「税関」に統一するとを決めてから、2022年が150年に当たるのを機にリニューアルを企画した。見学は前日の午後3時までに電話で予約する必要がある(電話 078-333-3028 )。新港突堤地区の再開発などで来場者の増加が見込まれる中、新型コロナウイルスの感染対策として1度に見学する人数を20人以内に制限するため。5月分以降の予約は13日から受け付ける。入場無料。

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