森永乳業、神戸工場など電力すべて実質再生エネに オリックスから購入

20220411森永乳業神戸工場外観

【神戸経済ニュース】森永乳業(2264)は、基幹工場の1つである神戸工場と西日本市乳センター、関西酪農事務所で構成する「神戸サイト」(神戸市灘区、写真=森永乳業提供)で使う電力を、すべて実質的に再生可能エネルギー由来の電力(グリーン電力)に切り替えた。1日から。電力はオリックス(8591)が供給。神戸サイトで排出する二酸化炭素(CO2)を年間およそ2300トン削減できると見込む。

 神戸工場は2006年に操業を開始。牛乳やカップ入り飲料、ヨーグルトなど約40種の商品を生産する。生産量は2020年度実績で20万5000トンと、国内でも有数の規模だ。同工場では、これまでもグリーン電力の購入に加えて、製造工程で発生するコーヒーかすなどを燃料として再利用するバイオマス発電、風力発電、太陽光発電などでCO2削減に取り組んできたが、さらに取り組みを強化する。

 神戸サイトで購入している電力は年間およそ590万キロワット時。これがすべてグリーン電力に切り替わる。同時に、研究・情報センター(神奈川県座間市)の電力もすべて、東京電力ホールディングス(9501)傘下の東京電力エナジーパートナーから購入して、すべてグリーン電力化した。神戸サイトとの合計で、年間4500トンのCO2排出を削減できる計算だ。

 森永乳業はグループで連携して、さらなるCO2排出削減に向けたクリーンなエネルギーの活用、高効率な設備の導入、日々の省エネ活動などを推進。さらに事業活動での環境負荷の抑制をめざし、持続可能な社会に寄与したいとしている。


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