久元神戸市長「駅ビル完成の2029年にLRTも建設段階か」 JR三ノ宮駅前で

20220401久元市長

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真)は1日昼に開いたJR三ノ宮駅前の広場「&3PARK」の開設式典で、同広場に建設を予定する「JR西日本のビルが完成する令和11年(2029年)には、もう三宮を起点とするLRT、次世代型の路面電車も建設段階に入っているのではないかと思う」と述べ、新たな交通機関による市街地の活性化に向けて意欲を見せた。あわせて「たくさんのみなさんに参画していただいて、一緒に神戸の玄関口を作っていければ」と改めて呼びかけた。

 久元氏市長は3月30日にJR西日本、都市再生機構と神戸市が共同で発表した、新しいJR三ノ宮駅ビルの計画について「緑豊かで、公共空間もたっぷり取っていただいた最先端のビルが作られる」と紹介。計画ができたことを「たいへん喜んでいる」と話した。

 そのうえで「三宮は大きく変わりつつある」と改めて強調。第1弾になった神戸三宮阪急ビルが昨年完成したうえ、神戸市役所の2号館は解体工事が終盤。中央区の総合庁舎の新庁舎開業も7月に控える。中央区役所の新庁舎への移転で「商業施設やホテルに加えて、新しいホール、図書館、屋上庭園などが構想されている、西日本最大級のバスターミナルビルの建設もいよいよ始まる」と述べ、事業の順調な進展への期待感を示した。

 JR三ノ宮駅の新駅ビルは22年度中に都市計画決定を予定、23年度中の着工を見込む。新駅ビルの詳細設計と都市計画決定などの手続きの間、すでに旧三宮ターミナルビルの解体を終えた建設予定地を、キッチンカーなどでにぎわいを創出する「&3PARK」として暫定利用する。

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