アシックス、大阪でも「高地トレーニング」施設 吹田市の商業施設に
- 2022/03/29
- 03:11
【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)は、大阪府吹田市の商業施設「オアシスタウン吹田SST」の2階に、高地トレーニングのような低酸素環境でトレーニングできる施設「アシックス・スポーツ・コンプレックス・大阪吹田」を開設すると発表した。低酸素環境と通常酸素濃度の2つのトレーニングルームを備える。低酸素濃度のトレーニングルームは、曜日や時間帯によって標高2000〜3000メートル相当の酸素濃度に設定する予定だ。同社が展開する低酸素トレーニング施設は、19年11月に開業した東京・豊洲に次いで2カ所目。
低酸素環境に設定可能なトレーニングルームは、ウォーキングマシンなど心肺機能を高める「カーディオトレーニング」に対応する各種マシンに加え、ストレッチや各種トレーニングができる人工芝エリアを設置する(イメージ図=アシックス提供)。通常酸素濃度のトレーニングルームには、主に筋力トレーニングのためのマシン類を設置する。利用客の低炭素環境での身体反応などを測定し、特許出願中である独自の「低酸素的性チェック」に従ったトレーニングメニューを提供し、効果的な低酸素トレーニングができるようにする。
高地トレーニングや低炭素環境は、以前はトップアスリート向けというイメージが強かったが、生活習慣病の改善や体脂肪量の減少などに役立つことが分かってきたという。血糖調節の改善や睡眠の質向上、速歩き(ファストウォーキング)での脂肪燃料効果の向上などが期待できる。血流が増えることから肌の血行が改善し、美容面でも効果が見込まれるのも分かってきたという。北大阪健康医療都市(健都)からも近く、健康に関心が強い幅広い年代の利用を促したい考えだ。
施設面積は約450平方メートル。体験・内覧会を4月27日から開始し、5月2日から営業する。営業時間は午前7時〜午後9時半(土日祝は午後6時まで)で、月曜と年末年始は定休日だ。入会金は2万2000円、月会費(フルタイム)は税込み1万9800円。利用は1回2時間で、事前に予約して利用する方式にするという。
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