神戸港と金沢港、クルーズ振興で連携協定 新規航路開拓や寄港地観光で

20220319神戸港金沢港

【神戸経済ニュース】神戸市と石川県は18日、大型の豪華客船(クルーズ船)の誘致や観光振興などに向けて「神戸港と金沢港の連携に関する協定」を結んだ。両港をつなぐ新規航路の開拓・誘致や、寄港地観光のノウハウ共有などで連携する。同日午後に神戸市役所で石川県の谷本正憲知事と、神戸市の久元喜造市長が協定書に署名を交わした後、記者会見して発表した(写真)。神戸港がクルーズ船の誘致で国内港湾と連携協定を結ぶのは初めて。

 2019年に神戸港のクルーズ船入港数は134隻、金沢港は50隻だった。だが21年は神戸港が30隻程度、金沢港は数隻程度にとどまった。今回の協定を機に、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた、大型客船による国内観光旅行の回復に弾みをつけたい考えだ。北陸からの観光客が神戸を訪れたり、関西からの観光客が金沢を訪れたりといった相乗効果をねらう。首都圏からの観光誘致を目的に、すでに金沢港は2018年に横浜港と連携協定を結んでいる。

 協定には感染症対策の強化でも連携することを盛り込んだ。20年11月に運航を再開してから国内のクルーズ船では、ワクチン2回接種を確認するほか、乗船前にPCR検査を2回実施するなどで、クラスター(感染者集団)を発生させずに運航してきた。だが、谷本知事は「2年前から神戸市には提案を申し上げていたが、新型コロナの影響で(連携協定の締結を)1年間延期せざるを得なかった」と述べ、新型コロナの影響の大きさを振り返った。

 当面はクルーズ船に乗って訪日外国人の観光誘致が見込めない中、新幹線とクルーズ船を組み合わせる「レール&クルーズ」などで、神戸と金沢の両方に立ち寄る国内からの観光客を誘致したい考えだ。神戸空港と神戸港の連絡の良さを活用して、航空機とクルーズ船を組み合わせる「フライ&クルーズ」のコースが国内観光客の間で人気を集めた経緯もあるという。

 第1弾として、日本クルーズ客船(大阪市北区)の客船「ぱしふぃっくびいなす」を使った旅行商品を、日本郵船(9101)傘下の郵船トラベルが企画する。神戸で乗船して3〜4日間のクルーズを楽しんだ後、金沢で下船。金沢観光を楽しんだ後、大阪までJR西日本の特急「サンダーバード」を使って神戸まで戻るコース。9月に開催する計画だ。北陸の顧客向けには鉄道で神戸を訪れ、乗船前に神戸で宿泊して神戸観光を楽しむプランも検討している。

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