兵庫県、宿泊割引「旅しよう」を22日に再開 5月大型連休めどに期間延長へ

20220317副知事会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の荒木一聡副知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は17日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後に記者会見し、2月2日から利用停止していた宿泊割引「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン+」を22日に再開すると発表した。申し込み受け付けは18日から。新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が21日を期限に解除されるため。ひとまず期間は年度末の31日までとしたが、「予算措置が済めば期間は延長することになる」との見通しを示した。

 当初は他府県との相互乗り入れを実施せず、兵庫県の住民のみを対象とした。ワクチン2回接種済みか、出発日1日以来のPCR検査などの検査で陰性であることが利用条件だ。加えて当初は家族などでの利用を促し、「家で食事をするのと同じような、少人数から始めようということ」。近隣府県との相互乗り入れについては、感染状況などを見極めたうえで、相手先になる府県と慎重に協議を進める方針という。

 宿泊割引は国の補助金を使った事業で、予算残額は27億3200万円と、34万泊分に相当するという。過去の実績からみて年度内の31日までに消化するとは考えにくいという。延長する期間について荒木副知事は「政府が実施する『Go To トラベル』キャンペーンとの間が埋まればいいなということで、予算措置さえご議決いただければ、ゴールデンウイークの初めごろまでになると思う」との見通しを示した。

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