モロゾフ「ガレットオブール」が順調 山口社長「今期も新たなチャレンジ」

20220317モロゾフ記者会見

【神戸経済ニュース】洋菓子大手モロゾフ(2217)の山口信二社長は16日に開いた2022年1月期決算発表の記者会見で、20年8月に投入した焼き菓子の新ブランド「ガレットオブール」が順調に推移していると明らかにした。前期は年間の売上高が「ほぼ3店舗で4億円を超えた」という。なかでも主力店舗である大阪高島屋(大阪市中央区)の店舗では2億5000万円程度になった。新ブランドの投入は同社全体でみて生産性向上にも寄与しており、「今期もいくつかの新たなチャレンジをしていきたい」と話す。(写真は記者会見する山口社長=左=と山岡祥記副社長)

 ガレットオブールは税込みで1個540円。「材料はいいものを使っており、原価率は高い」(山口氏)。製品単独でみれば必ずしも高採算とはいいがたい。ただ顧客からみると割安感などもあって、販売数量が伸びた。この結果、販売員1人あたりの売上高が他のブランドに比べて大きく、人件費の効率的な投入、店舗の生産性向上に寄与した形だ。現在の生産能力は、年間の販売額ベースで「7億円程度」といい、今期は東日本、西日本の都市部に各1店舗ずつの出店を検討しているという。

 4月6日に新装グランドオープンする阪神梅田本店(大阪市北区)には、新ブランド「CUSTA(カスタ)」を投入する。プリンのような形のケーキなど「卵にこだわり、なかなか面白いものができた」という。「これ以外の新しいブランドも、いくつか年内にデビューさせる」との方針を語る。さらに今期はプリン発売から60年を迎える。「60周年記念のプリンの開発を進めており、プリンについては今年しっかりやっていきたい」と意欲を見せる。

 足元で原材料価格に加え、包装資材の価格も上昇。人件費や輸送費用も上がっている。販売価格への転嫁について聞くと、「嗜好品であるだけに、単純な値上げは難しい」との感触を持っているという。それだけに「新たな付加価値を提供するために、できるだけのことをやっていきたい」「お客さまに負担していただくことがあるかもしれないが、それまでに知恵をしぼって手を尽くしたい」と繰り返し強調していた。

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