神戸ビーフは最大の武器? 医療産業スタートアップ、東京で誘致を呼びかけ

20220316神戸医療産業都市

【神戸経済ニュース】神戸市と外郭団体の神戸医療産業都市推進機構は15日、国内最大の医療産業の集積地である「神戸医療産業都市」(神戸市中央区)にスタートアップ企業の進出を呼びかけるイベント「KIKKAKE –知る/繋(つな)がる/始める”きっかけ”- KOBE LIFE SCIENCE STARTUP NIGHT」を開催した。会場は東京都港区の人気シェアフィス「CIC Tokyo」。3つのテーマでのパネル討論や、神戸に進出した6社のプレゼンテーションを通じて、スタートアップ向け実験室など公共の研究開発施設を用意した神戸の利便性などをアピールした。

 あいさつした神戸市の今西正男副市長は、「革新的な治療薬や再生医療、遺伝子治療、医療機器などの開発にはスタートアップの存在なくして成立しないというのが世界の常識になっている」と指摘。現在、神戸医療産業都市に拠点を構える企業は382社と国内最大の集積地だが、このうちスタートアップは約70社で「世界のクラスター(集積地)と比較すると、まだまだ少ない」という。新事業や新サービスの要である「スタートアップの集積をさらに加速したい」と語った。

 パネル討論のうち最後の「東京×神戸の可能性」では、登壇者であるスタートアップの経営者から「神戸という立地で最大の魅力であるはずの『神戸ビーフ』が生かされていない」との問題提起が飛び出した。企業誘致に使う予算のうち500万円で但馬牛を1頭買いすることで、「世界のベンチャーキャピタルを神戸に呼べるなら安いものでは」との指摘も。飲食店が少ない神戸医療産業都市でのランチ対策について語る中で出てきた話題で半分冗談だが、推進機構の三重野雅文専務理事が神戸ビーフについても「何か考えよう」と話を引き取った。(写真は神戸医療産業都市=資料)

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