AIが三宮周辺の観光地をおすすめ 神戸市とスタートアップが実証実験

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【神戸経済ニュース】神戸市と交通関係アプリ開発の「New Ordinary」(ニューオーディナリー、名古屋市西区)は4月1日から、New Ordinary社の製品であるスマートフォン向けアプリ「NOSPOT」を使って三宮周辺の中心市街地で回遊性向上をめざす実証実験を実施する。AI(人工知能)が利用者の好みを分析し、適した観光スポットを「おすすめ」する。スタートアップと共同で行政課題に取り組む「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」の一環だ。5月8日までを予定する。

 NOSPOTは目的地の提案に加え、目的地までの経路や交通手段も提案するのが特徴だ。利用開始時に質問に答えることで、アプリが利用者の志向や好みを把握する。アプリで表示する地図上には連節バス「ポートループ」の路線を青で、観光向け路線バス「シティーループ」の路線を緑でそれぞれ表示し、市街地内の移動の際の目安になるようにした(画面イメージ=神戸市提供)。バス停をタップすれば、そのバス停の時刻表を表示できる。

 ポートループ利用者が訪問した場所をアンケート調査したところ、1カ所だけを訪ねた人が最も多く44.7%だった。2カ所以内で8割を占める。NOSPOTの活用で、2カ所や3カ所を訪ねる利用者の比率を高めることをねらう。実証実験の期間中には並行して利用者にアンケート調査を実施するほか、NOSPOTのデータで効果を測定する。

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