斎藤兵庫知事「まん延防止に一定の効果」 解除後「観光キャンペーン早く再開」

20220304知事会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は4日午後に開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後に記者会見し、政府が再延長を決めた兵庫県へのまん延防止等重点措置の適用について「まん延防止等重点措置には一定の効果があり、延長はやむを得ないとの指摘が大半だった」と述べ、有識者の間でも支持を得られたことを明らかにした。飲食店への時短要請についても「飲食でマスクを外す場面で会話すると飛沫になり感染し、飲食店でのクラスターは数字上は出ていないが、結局それを家庭や職場などに持ち帰ることで感染が広がるということがある」と説明。飲食店の営業時間の短縮要請などに改めて理解を求めた。

 この日は兵庫県で実施するまん延防止措置の継続を決めたのに加え、新型コロナ専用病床を従来比30床増の1520床に増やすことや、医師の往診を増やすなど高齢者施設の医療面での支援強化などを決めた。まん延防止等重点措置の延長が2週間だったことについても、おおむね有識者の間でも理解を得られたという。

 新たなまん延防止等重点措置の期限である21日を通過すると、歓送迎会や花見などの会食シーズンに入るが、飲食などについて「注意喚起を含めて、県民のみなさんにどのようにお願いするかは、しっかり考えていきたい」と述べた。感染力が強い「オミクロン株の特性も踏まえながら、経済活動も解除後には戻していくというのも大事で、県民のみなさんも少しレジャーを楽しみたいという思いもあるだろう」と話した。順調に措置が解除できれば「観光のキャンペーンをできるだけ早く再開をしたいと思っている。国も柔軟に制度を運用する方向だ」と話していた。

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