みなと銀、起業する関学大生の相談窓口など開設へ 産学連携の協定で締結式

20220301みなと銀関学大

【神戸経済ニュース】りそなホールディングス(8308)傘下のみなと銀行と関西学院大学(西宮市)は1日、両者で産学連携を推進するための連携協定を結んだ。みなと銀の服部博明会長と関学大の村田治学長が出席して、神戸市内で締結式を開催。服部会長は「地域に人を呼び込むことを目的に、地元企業を知ってもらうための連携講座を予定している」と説明し、首都圏などに流出しがちな学生の地元への定着を促す意向などを語った。さらに起業する学生を積極的に支援し「次世代の兵庫県をけん引する企業を関学大とともに育てたい」と述べ、専用の窓口設置について明らかにした。

 村田学長は、今回の協定で最も期待している点として「アントレプレナー(起業家)・ベンチャー企業の育成、またその人材の育成」だと語った。同大では2015年から、実業家の卒業生を講師に招いた講座を開設するなどで、年に数人ずつ起業家を輩出してきた。大学設立150周年の2039年までに、株式上場まで漕ぎ着けた起業家を100人輩出する目標を掲げる。協定を機会に理系学生への起業教育を強化して、起業家の育成を加速したい考えだ。

 協定には(1)人材育成(2)新産業の創出(3)大学で研究開発した成果(研究シーズ)と企業のマッチング(4)まちづくりなど地域活性化に寄与する、などを互いに連携して進めることを盛り込み、地域経済の活性化をめざす。みなと銀の法人顧客は5万社、りそなグループ全体では50万社の法人顧客がある。理系学部で開発した研究シーズと、企業をマッチングするセミナーや商談会などの開催も22年度に計画しているという。

 協定に基づいてまず、みなと銀が関学大の学生向けに起業の相談窓口を「速やかに設置をしたい」(服部氏)という。定期的な相談会を開いて学生の起業家精神を支援する。加えて、経営学部、経済学部の学生が受講する、みなと銀と関学大の連携講座も22年度に始める予定だ。講座は年7回を予定しており、銀行の制度や機能、会計学、都市経済学、兵庫県の地域ブランドの取り組みなどについて学べるようにする。みなと銀が大学と連携協定を結ぶのは神戸大、兵庫県立大、武庫川女子大に続いて4校目。(写真は協定書に署名する服部氏=左=と村田氏)

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