自然な香り引き出す「桃のリキュール」 規格外品を廃棄せず活用・神戸農政公社

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【神戸経済ニュース】神戸ワイナリーなどを運営する神戸農政公社(旧神戸みのりの公社、神戸市西区)は1日、神戸市西区押部谷で生産した桃を、神戸ワイナリーで生産したブランデー原酒に漬け込んだ「桃のリキュール」(写真)を発売した。昨年8月に収穫したが規格外品として出荷しなかった桃を廃棄せずに活用。香料による桃の香りではなく桃の果実から、ほんのりとした自然な香りを引き出した。

 神戸市西区で栽培する桃は消費地が近いことから、完熟させてから収穫するとあって甘味や香りの豊かさが特徴だ。それだけに取り扱いが難しく、小さな傷や変形によって規格外になることも多い。これまで規格外品は廃棄されてきたが「食べるのには支障がないのにもったいないので、お酒に漬け込んで有効活用することを考えた」(神戸農政公社で開発・生産を担当する松本紀之さん)と、食品ロスの削減が開発のきっかけだ。

 グラスを口に近づけたときに感じる、やさしい桃の香りと、ブランデー原酒に由来する余韻のブドウ系の香りが特徴。オンザロックやソーダ割りのほか、アイスクリームにかけてフルーティーな大人のスイーツとしても楽しめる。日照不足で桃のできばえが例年に比べて良好といえないなかで、これだけの香りを引き出せたことに手応えを得たという。今季は100本の限定生産だが、来季以降は1000〜1500本の生産をめざす。

 3月3日の「桃の節句」に発売を合わせた。神戸ワイナリーのワインショップと、神戸ワイン公式オンラインショップ(ネット通販サイト)で販売する。内容量は300ミリリットルで、アルコール度数は18度。アルコール度数の調整のために加水したのと、口当たりを軟らかくするために加糖したが、香料は不使用。価格は消費税込みで2000円。

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