カイノスが急伸、一時ストップ高 シスメックスと資本業務提携を発表

20191231神戸株ワッペン

終値 1010円 +75円(+8.02%)

【神戸経済ニュース】25日の東京株式市場では東証ジャスダック上場で検査試薬大手のカイノス(4556)が急伸。一時は前日比150円高の1085円と、制限値幅の上限(ストップ高)まで買い進まれた。後場が始まる午後0時半に医療用検査機器大手のシスメックス(6869)と資本業務提携すると発表したのが、買いのきっかけになった。血液検査機器で高い世界シェアがあり、世界的な販売網を持つシスメックスとの関係強化が収益拡大につながるとの見方が広がった。

 もっとも上値では戻り待ちの売りが出て、伸び悩む展開になった。カイノス株は昨年11月初めから今年1月中旬まで1035円を下限とするボックス圏で推移。この日の急上昇でボックス圏の下限に株価が到達したことで、同値近辺での指し値売りが一斉に出たとの指摘があった。ウクライナ情勢が見極めにくい中、リスク回避を目的とした小型株全体への売りが今後も続くかは引き続き焦点。シスメックスとの資本業務提携をきっかけにカイノス株が出直るかは見極めが必要との見方も聞かれた。

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