兵庫県の22年度、公募債1800億円発行へ うち200億円は初のグリーンボンドに

20220217兵庫県発行計画

【神戸経済ニュース】兵庫県は22年度予算に合わせて、同年度に1800億円の公募地方債を発行する発行計画を発表した。21年度の実績見込みに比べて500億円の減額になる。国からの地方交付税による手当てが増え、臨時財政対策債の発行が減るため。機関投資家向け。住民参加型「兵庫県民債」「兵庫のじぎく債」の発行は引き続き見送る。

 このうち200億円程度は兵庫県債として初のSDGs債(グリーンボンド)を発行する計画だ。年限は10年債と20年債が各100億円程度を想定している。地方自治体による20年債のグリーンボンドを発行すれば国内初になる。国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則などに準拠した債権の発行をめざす。調達した資金の使途などは今後詰める。

 グリーンボンドの発行によって環境に関する兵庫県の施策を進める一方で、投資家の間でもグリーンボンドの需要が高まっている。グリーンボンドの発行が今後の兵庫県債の安定消化に寄与するか見極めるうえで、まずは200億程度と相対的に少額の起債を見込む。

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