あらゆる貨物を神戸から世界に 神戸市「神戸港物流セミナー2022」動画配信

20220214神戸市CNP

【神戸経済ニュース】神戸市は、神戸港の利用を促す「神戸港物流セミナー2022」の動画配信を実施している。主要な国際コンテナ港であるのと同時に、コンテナでない在来貨物の取り扱いも多い総合港であることから、あらゆる大きさ、重さ、形状、数量の貨物輸送にも対応していると強調した。さらに国から二酸化炭素の排出削減をめざす「カーボンニュートラルポート(CNP)」の指定を受けたことなど、環境にも配慮した港湾運営を展開していることにも言及した。動画配信は28日午後5時まで。

 セミナーでは、コンテナ船の運営会社であるオーシャンネットワークエクスプレスジャパン(ONEジャパン)の中井拓志社長、自動車専用船や「RORO船」と呼ばれる形態の貨物線を運航するワレニウス・ウィルヘルムセン・グループ(ノルウェー・スウェーデン)の土谷真太郎・日本支店長らが最近の荷動きや神戸港での事業展開などについて説明。特別講演としてPwCサステナビリティ合同会社(東京都千代田区)の磯貝友紀氏が、「SX(サステナビリティトランスフォーメーション)の時代」をテーマに話した。

 神戸市港湾局の長谷川憲孝局長は、セミナー主催者のあいさつで「神戸港は昨年末、オランダのグリーンアワード財団が世界規模で海洋環境の保護や船舶の安全航行などを進める『グリーンアワードプログラム』に参加した」と紹介。多様な観点から「使いやすい神戸港となるように全力で取り組む」と述べ、神戸港の利便性を強調した。

 これまで国際戦略コンテナ港湾として、大阪港と神戸港の「阪神港」として荷主などに利用を促す行事は実施してきたが、今回のセミナーでは神戸港単独で総合的に情報発信をめざした。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人を1カ所に集める行事の開催が困難ということもあり、参加者の都合に合わせていつでも視聴できる配信形式にした。「神戸港物流セミナー2022」は、神戸市イベント受付サイトから申し込むことで誰でも視聴することができる。(写真はCNPについて説明する神戸市の白波瀬浩司・港湾計画課長=神戸市が配信した動画より)

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