澤村義肢製作所、神戸医療産業都市に本社移転 サービス向上など狙う

 神戸市は、義肢装具や福祉用品などを製造・販売する澤村義肢製作所(神戸市兵庫区、小西克浩社長)がポートアイランド(同市中央区)の神戸医療産業都市に新本社と工場(完成予想図=神戸市の発表資料より)を建設すると発表した。病院などと連携しやすい立地への移転で、顧客サービス向上や生産の効率化などを進める。

20161027澤村義肢装具製作所の新本社

 澤村義肢製作所は義手や義足の製造を目的として1923年に創業。兵庫区内で既に90年以上の歴史を持つ。合資会社などを経て1987年に株式会社化した。現在は従業員約50人を擁する業界では比較的規模の大きなメーカーだ。神戸市から約2000平方メートルの土地を購入し、建物を建設。2017年春の稼働を計画する。

 製作する義肢装具は患者と1対1で対応するため、病院などに近い位置に工場があれば手直しや調整などの対応がしやすくなる。治療にあたる医師らとも密接に連携しながら患者のリハビリなどを進めることも多く、神戸医療産業都市への移転が品質向上などにつながると判断したようだ。
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