石光商事の4〜12月期、純利益65%増 期末配当14円に積み増し

20220212石光商事

【神戸経済ニュース】食品の専門商社である石光商事(2750)が10日に発表した2021年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比65%増の5億6200万円だった。コーヒー生豆は輸出が好調だったほか、自家焙煎店など相対的に小口の販売が好調だった。フルーツ缶詰が大手カフェチェーンで採用されたほか、エビ製品が回転ずしチェーンの期間限定メニューに採用されるなど、前年同期は大きく落ち込んだ外食向けは回復基調だった。

 売上高は16%増の348億円、営業利益は32%減の8億3700万円になった。部門(セグメント)別の売上高は、コーヒー・飲料部門が30%増の144億円、食品部門が6%増の171億円、日本の食品を輸出する海外事業部門が17%増の33億円だった。子会社化によって前期は9カ月間の寄与だった東京アライドコーヒーロースターズ(横浜市港北区)の通年寄与も売上高と営業利益を押し上げている。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は引き続き前期比38%増の6億4600万円を見込む。一方で年間配当金を前期比4円増配の14円(中間なし)と、従来予定の12円から2円積み増した。同社は昨年11月14日に業績予想を上方修正したが、その後の進捗で今期増益の確度が高まったとして一段の増配に踏み切る。

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