住友ゴムが大幅に反落 減益見通しで失望売り、売上収益1兆円は下支えか

20191231神戸株ワッペン

終値 1162円 -69円(-5.61%)

【神戸経済ニュース】10日の東京株式市場では住友ゴム工業(5110)が大幅に反落した。取引開始後に一時は前日比99円安の1132円まで下落した。前日に2021年12月期の連結決算(国際会計基準)を発表。同時に示した22年12月期の業績予想は、連結純利益が前期比17%減の245億円になる見通しと、今期の減益予想を嫌気した売りが先行した。市場予想の平均は310億円近辺と増益を見込んでいただけに、失望感から売りが出やすかった。

 ただ昨年来安値である21年12月2日の1222円を下回る水準までは下落しなかった。今期予想では連結売上収益が前期比12%増の1兆500億円を見込む。中期経営計画で目標とした25年12月期の売上収益1兆円超を、3年前倒しで達成する見込みだ。今期の主な減益要因は原材料高や海上運賃の高騰で、タイヤの需要自体は堅調であるだけに、環境次第では利益も拡大する展開もありうるといった期待感が下値を支えたもようだ。

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