神戸鋼の4〜12月期、純利益14倍の540億円 原材料高も数量回復・期末20円配

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【神戸経済ニュース】鉄鋼大手の神戸製鋼所(5406)が8日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比14倍の540億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大が影響した前年同期に比べ、自動車向けを中心に鋼材などの販売数量が増えたのが寄与した。鉄鋼の原材料価格は上昇して採算は悪化したが、販売数量の増加や、在庫評価益の計上で損益が改善。前年同期に計上した約131億円の特別損失もなくなった。

 売上高は23%増の1兆4848億円、営業利益は31倍の765億円だった。持ち分法適用会社の利益も取り込んだ経常利益の段階では、減産によるコストアップの解消が60億円、数量増や高採算製品の販売による効果が560億円、さらに在庫評価の影響が500億円になった。原材料高などによるコスト増の450億円を吸収。特に鉄鋼アルミ部門の経常損益は313億円の黒字(前年同期は325億円の赤字)と、改善幅は638億円と広がった。

20220208神戸鋼セグメント

 22年3月期の連結純利益が、前期比2.2倍の500億円になる見通しを据え置いた。経常利益は前期比5.1倍の820億円と、従来予想に比べて70億円上振れする見通しを示したが、銅管子会社の売却に伴う特別損失を約70億円計上する見込みのため、両者が相殺する形になる。売上高は23%増の2兆900億円、営業利益は2.8倍の850億円を見込む予想も据え置いた。

 これまで未定としていた22年3月期の期末配当金は前年同期比10円増配の20円にすることも発表した。年間では30円と、18年3月期以来の高水準にする。1株あたり利益は133円34銭を見込み、このうち約22%が配当に回る計算だ。

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