阪神燃の4〜12月期、純利益45%増 主機関の販売増・通期予想は据え置き

20220207阪神燃

【神戸経済ニュース】船舶用エンジン(主機関)を製造する阪神内燃機工業(6018)が7日に発表した2021年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比45%増の3億3100万円だった。建造する船舶が大型化したのを受けて、海外向けの主機関(エンジン)の販売が伸びた。修理などに使う部分品の販売減を補い、増収効果で増益になった。

 売上高は8%増の75億円、営業利益は48%増の4億6300万円になった。引き続き社内工場の効率化やコスト削減を進め、採算も改善した。一方で鋼材価格の上昇などもあって新たな船舶の建造を見極めようと、様子見状態の船主が多いという。このため受注高は主機関、部分品とも減少し、前年同期比16%減の64億円にとどまった。

 22年3月期の業績予想は据え置いた。税引き利益が前期比3%増の3億7000万円を見込む。12月までの進捗率は89%になった。ただ同社の業績には、部分品の売上高は上期に集中しやすいという季節性があるほか、足元の受注動向などから、現時点では業績予想修正の必要はないと判断した。

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